コロナ禍における学会大会の開催(2)~コロナウイルス感染症の状況を踏まえた参加者の判断について
吉江暢洋
(岩手弁護士会、学会大会 現地実行委員会)
前回、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた、大会の開催基準について概要をご紹介した。今回は、参加される方について、注意していただきたい事項をご紹介したいと思う。
まず、参加者の皆様については、大会開催の2週間前である2021年9月4日時点における状況に応じて、対応していただきたい。
同日時点において、発表者、登壇者、参加者本人が、感染症の疑いがある場合など、体調が優れない場合、発表者、登壇者、参加者の居住地域、勤務地域に「緊急時短宣言」「まん延防止等重点措置」が適用されている場合、発表者、登壇者、参加者の居住地域、居住地域の知事が、不要不急の往来や外出自粛のお願い等を発出している場合に、次の対応をお願いする。
- エクスカーションについては、参加を見合わせていただく(エクスカーション自体のキャンセル料は発生しない。)
- 分科会については、往来が制限されていない地域から、会場に来られる方を進行係として選定していただく。調整が難しい場合には、完全オンラインでの実施に切り替えるため、大会実行委員会にご連絡いただく。
- 研究発表(口頭発表)については、現地会場での発表は見合わせていただく。事前に実行委員会に連絡をいただいており、かつ、期日までに予稿集の原稿を提出しているものについては、発表が成立した物とする。また、希望者に対しては、可能な限りオンライン発表の機会を設けるよう努力する(但し、確保できない場合もあることを予めご理解いただきたい。)。
- シンポジウムについても、現地参加を見合わせ、オンライン配信を視聴していただく。
検討の結果、ワクチン接種を済ませているか否か、個別事情は確認が難しく、現状の実行委員会の体制では十分な対応が不可能であり上記の条件を決めたところである。参加者の皆様には、色々とご苦労をかけることとなるが、地元の協力も得ながら、実りある学会大会にするため、ご理解とご協力をお願いしたい。