第13号 特集 災害の記憶を伝える
日本災害復興学会誌 復興 通巻 第13号(Vol.7 No.1)
(Disaster Recovery and Revitalization Review, Vol.7, No.1)
編集:日本災害復興学会学会誌編集委員会
発行:日本災害復興学会
発行日:2015年7月11日
東日本大震災被災地の声を世界に届ける小さな事起こし
−Voices from the Field-Japan Eastern Earthquake and Tsunami 4年の歩みとこれから−
岡田憲夫(関西学院大学総合政策学部教授 兼 災害復興制度研究所長)― 3
東日本大震災における震災遺構の現状
−宮城県内の動向を中心に−
木村拓郎(一般社団法人減災・復興支援機構理事長)――――――――― 11
リアス・アーク美術館常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」
〜記録と表現の境界を越える試み/新たな言葉の必要性について〜
山内宏泰(リアス・アーク美術館学芸係長/学芸員)――――――――― 20
写真をめぐる新しい「災害アーカイブ」のかたち
「開かれた」災害アーカイブ活動の可能性
高森順子(大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程)――――――― 27
「Days-Before」の語りの可能性についての一考察
阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、昭和南海地震の語りの比較分析
杉山高志(京都大学大学院情報学研究科博士後期課程)―――――――― 34
矢守克也(京都大学防災研究所教授)
稲むらの火の館における災害伝承の取り組み
崎山光一(稲むらの火の館館長)―――――――――――――――――― 42
ダークツーリズムの真価と復興過程
“復興”のさらに先にあるもの
井出明(追手門学院大学准教授)―――――――――――――――――― 49
有珠山周辺地域における災害遺構の保存と活用
定池祐季(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター特任助教) 57
中越地震の遺構保存とメモリアル施設
中越大震災復興ビジョンから中越メモリアル回廊へ
筑波匡介(公益社団法人中越防災安全推進機構学芸員)―――――――― 63