令和6年能登半島地震 会長メッセージ
このたびの令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の暮らしが一日でも早く平穏を取り戻せるよう心よりお祈り申し上げます。また、余震が多発するきびしい状況のなかで、被災者の救済と被災地の復旧・復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。
日本災害復興学会では、これまで数多くの災害の被災地で、被災者の救済や被災地の復旧・復興を支援する活動にあたって参りました。今般の地震災害についても、そうした経験をもとに、「被災者中心、被災地ファースト」の精神で、支援活動にあたって参りたいと存じます。
当学会には、すでに被災地で支援活動を開始している会員、あるいは、これまでの支援経験を踏まえて、被災者の方に役立てていただける情報(受けることのできる支援のリストやそのための申請方法など)をホームページ上で整理して公開している会員もおります。これらの情報は、随時、この学会ホームページでもご紹介して参ります。
さらに、被災地における復旧・復興活動を、学会として財政面からも支援するために、「日本災害復興学会復興支援基金」を創設し、基金を基盤とした「復興支援活動助成」を行うことをこのたび決定いたしました(2024/1/7開催の学会総会にて)。能登半島地震を対象とした助成金の申請(申請は当学会の会員に限られます)は、近日中に開始予定です。募集要項や申請書等の詳細も、近日中に、学会ホームページに掲載いたします。
災害からの復旧・復興の道のりは、時に険しいものです。しかし、当学会には、過去にその道のりを被災者や地元自治体とともに伴走してきた経験者が多数おります。この度も、被災地の復旧・復興のために全力で、また息長く取り組んで参りたいと存じます。
被災地の一刻も早い復旧・復興を心より願いつつ-。
2024年(令和6年)1月8日
日本災害復興学会会長 矢守克也