第22号 特集I.災害復興研究の展望 特集II.10周年記念事業報告
日本災害復興学会誌 復興 通巻 第22号(Vol.8 No.4)
(Disaster Recovery and Revitalization Review, Vol.8, No.4)
編集:日本災害復興学会学会誌編集委員会
発行:日本災害復興学会
発行日:2020年3月11日
【目次】
〈経済学〉
経済復興手法から復興政策評価の研究へ
永松 伸吾(関西大学社会安全学部・大学院社会安全研究科 教授/
国立研究開発法人 防災科学技術研究所 災害過程研究部 部門長)・・・3
災害復興と経済学
―学会展望と永松氏の貢献―
豊田 利久(神戸大学社会システムイノベーションセンター 教授)・・・7
〈心理学〉
災害復興の「空気」の研究
―グループ・ダイナミックスの視点から
宮本 匠(兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 講師)・・・9
手強い現代版「空気」との戦い
矢守 克也(京都大学防災研究所 教授)・・・13
〈社会福祉学〉
私の災害復興研究
災害復興を災害復興研究として扱わない
菅野 拓(大阪市立大学都市研究プラザ 特別研究員/
人と防災未来センターリサーチフェロー)・・・15
平時と災害時の連続性に目を向ける
菅野拓ワールドに寄せて
立木 茂雄(同志社大学 社会学部社会学科 教授/
人と防災未来センター上級研究員)・・・19
住民主体の復興まちづくりプロセスの言語化へのアプローチ
新潟県中越地震における「塩谷分校」10 年の軌跡を追って
山口 洋典(立命館大学共通教育推進機構 准教授)・・・23
「被災地―未災地」の交流勉強会
〜茨城県大洗町と高知県黒潮町〜
李 旉昕(京都大学防災研究所 特定研究員)・・・25
日本災害復興学会創立10 周年記念シンポジウムの開催報告
学会と日本損害保険協会の共催、「経済的備え」の重要性の啓発を図る
杓子尾 駿(一般社団法人 日本損害保険協会 主任)・・・27
〈福島県大熊町〉県内・県外の避難先における「町民コミュニティ」形成事業
―情報格差の解消に向けた復興支援員の導入 2012.10-2014.09
鈴木 秀和(大熊町役場 福祉課介護係 係長)
吉田 耕平(首都大学東京 人文科学研究科 客員研究員)・・・31
「復興五輪」から考える復興の主体としての「被災地」「被災者」
宮城県登米市長沼ボート場への会場変更をめぐる混乱に注目して
山崎 真帆(一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程)・・・42
復興地における絵本と音楽のコラボレーションイベントのチャリティーイベント実施者の研究
中野 修(立命館大学大学院 人間科学研究科 博士課程後期課程)・・・51
編集後記・学会誌編集委員会委員名簿
・・・58